おひなさまカレンダーを作ろう!

 2月18日(土)はおひなさまカレンダー作りをしました。

折り紙で、おだいりさまやおひなさま、桃の花などを折って貼り付けました。同じ材料でもそれぞれ違った可愛いカレンダーが出来上がりました。

そしてカレンダーが出来上がった子どもたちは、紙飛行機飛の折り方を教わると、舞台に上がり紙飛行機飛ばしを楽しんでいました。

 

ところで、ひな祭りってどうやって始まったのでしょうか。

ひな祭りの由来を調べてみました。

 

ひな祭りの由来

ひな祭りの始まりは、2つの行事が結びついているとされています。

 

1つは、貴族階級の子女が、天皇の御所にイメージした御殿や飾り付けをして遊ぶことで、健康と厄徐を願った「雛あそび

2つめは、和紙で作った人形に災いを託してを川や海へ流して災厄をはらう民俗行事の「流し雛

 

「雛あそび」と「流し雛」の2つが宮中から庶民の間に広まる間に、結びつき発展して今の「ひな祭り」の形になったとされています。

 

流し雛では、紙で作った人の形をした人形(ひとがた)というものを作り、川に流していました。この人形と雛あそびの人形が結びついて、現在の雛人形の原型ができました。

 

そして、人形作りの技術が発展して、立派な人形が作れるようになると「流す」ものから「飾る」ものに変わって行きました。上流階級では、嫁入り道具として豪華な雛人形を持たせるようになり婚礼の様子を模したものが好まれるようになりました。

 

自然と雛人形が豪華になっていく流れの中で、「内裏雛(だいりびな)」だけだったものが、二段、三段・・・七段と雛段を飾るようになっていきます。

 

初節句として、女の子が生まれると雛人形を用意して、その女の子に災いがふりかかりませんように、美しく成長して幸せになれますように!という願いを込めてお祝いをする風習が広まっていきます。

 

こうしてひな祭りは、祓いの儀式であったものが徐々に形を変え、女の子の成長と幸せを願うお祭りとなって、庶民の間へ定着していったのです。

 

ひな人形は、毎年立春から2月中旬にかけて出します。

 

ところで、祭りの日が終わっても片付けずにいると結婚が遅れるというのは何故なのでしょうか。

まずは、厄払い説です。
ひな人形にその子の厄や災いをうつすという考えによるもので、いつまでも身近におかず、早く片付けて災いを遠ざけた方が良いとされたのです。

次にしつけ説です。
これは、片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれませんよ。
というしつけの意味が込められているというものです。

そして、結婚象徴説です。
ひな人形は婚礼の様子を表しているため早く飾りだすと「早く嫁に出す」、早く片付けると「早く嫁に行く」というように、ひな人形に娘の結婚をなぞらえたというものです。

 

そこで、季節柄で片付けに良いとされている日があります。
それは、「啓蟄の日」です。
これは3月6日頃をさします。
若葉が芽吹き、虫が蠢き始めるとされるこの日は、雨水の次の節目にあたります。
この日を境に寒さも和らぎ、本格的な春に近付くということから雛人形を飾る日としても好まれています。
このようなことからも、できるだけ季節の節目を越えず片付けるのが良いとされています。

しかし、早く片付けようと思っても、つい遅れてしまうこともあるかと思います。
そういった場合は、雛人形を後ろ向きにします。
こうすることで、雛人形は「眠った」「帰った」と解釈する地域もあるようです。